ピルを服用している方の約3割は、副作用による不正出血を経験します。
不正出血は放っておくと落ち着くことがほとんどですが、長く続く場合は医師に相談するのがおすすめです。
本記事では、不正出血が起こる原因や出血が止まらないときの対処法を紹介します。
この記事のポイント
不正出血の原因 | ・副作用 ・飲み忘れ ・ストレス ・病気など |
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不正出血の対処法 | ・病院を受診 ・ピルの種類を変更 ・ピルを中止 |
不正出血が起こりにくいピル | ・マーベロン ・ファボワール |
なお、ピルは種類によって、不正出血の起こりやすさが異なります。
不正出血が気になるなら、「マーベロン」や「ファボワール」がおすすめ。
ピルは病院だけでなく、オンライン診療でも購入できるので、変更の希望があれば相談してみてくださいね。
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ピルの変更におすすめの
オンライン診療3選
サービス名 | ポイント | 料金(月額) |
---|---|---|
メデリピル 公式サイト | 1シート無料プランあり 診察は電話でOK 深夜24時まで営業 | 初回無料 通常2,970円 |
マイピルオンライン 公式サイト | 産婦人科の医師が対応 郵便局での受け取りOK | 初回無料 通常2,959円 |
ピルマル 公式サイト | 女医の診察予約が取りやすい | 2,641円 |
※税込み/自由診療
低用量ピルで不正出血が起こる原因と対処法
低用量ピルや超低用量ピルの服用中に不正出血が起こる原因には、副作用やストレスなどが挙げられます。
▼不正出血の原因
- ピルの副作用
- ピルの飲み忘れ
- ストレスや生活習慣の乱れ
飲み始めの不正出血は、ピルの服用を続けると落ち着くことがほとんど。
一方で、ストレスが原因の場合は、心身を休めるなどの対処が必要です。
副作用による不正出血はピルの飲み始めに起こりやすい
副作用が原因の不正出血は、ピルの飲み始めに起こりやすいとされます。
▼ピルの服用と不正出血
服用期間 | 不正出血の発現率 |
---|---|
1シート目 | 35.6% |
2シート目 | 25.6% |
3シート目 | 19.7% |
1シート目では、3割(100人中30人)以上の方が不正出血を経験します。
しかし、3シート目での発現率は2割以下、不正出血が起こる可能性は低くなりますよ。
飲みはじめの不正出血はよくあるため、焦らずピルの服用を続けることが大切です。
ピルを飲み忘れると不正出血が起こりやすい
ピルを2日以上飲み忘れると、生理のような不正出血が起こります。
飲み忘れが原因の出血は、2〜5日ほどで落ち着くことがほとんどです。
▼飲み忘れの対処法
1日飲み忘れ | 飲み忘れに気づいたらすぐ1錠を飲む 普段の服用時間にも1錠を飲む ※1日に2錠を服用 |
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2日飲み忘れ | 飲み忘れに気づいたらすぐ1錠を飲む 普段の服用時間にも1錠を飲む ※1日に2錠を服用 |
3日以上の飲み忘れ | 医師に相談する |
3日以上の飲み忘れは、出血の有無によって対処法が異なります。
そのため、ピル処方を受けているクリニックに相談しましょう。
低用量ピル長期服用者の急な出血はストレスが原因の場合も
不正出血は、女性ホルモンの乱れが理由で起こることもあります。
ホルモンバランスが乱れるのは、過度なストレスがかかったり、生活習慣が変化したりなどが原因です。
低用量ピルの長期服用中に急な不正出血があった場合は、適度に休息を取って心身を休めましょう。
規則正しい生活・ストレス解消なども、不正出血を止めるためには大切です。
ピル服用時の不正出血は鮮血・茶色?いつまで続く?特徴や生理との見分け方
不正出血と生理は自分で見分けるのが難しく、出血が続く期間も人それぞれです。
ピルを服用している場合、休薬期間の出血は生理(消退出血)、その他の期間の出血は不正出血とされます。
なお、血液は「酸化」の影響を受けて色が変わりますよ。
血の色 | 特徴 |
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鮮血/赤色 | 体内に留まっていた期間が短い |
茶色/黒色 | 体内にとどまる期間が長く 酸化している |
止まらない不正出血はどうする?病院へ行くべき不正出血とは
不正出血が長く続く場合、婦人科系の病気にかかっている可能性があります。
低用量ピルを長期服用すると「子宮頸がん」のリスクが高まることもわかっているため、服用中には定期的な検診が必要。
健康診断や子宮頸がんの検査を受けていない方は、産婦人科などで検査を受けるのがおすすめです。
婦人科系の病気は、早期発見・治療が大切です。
- 不正出血に腹痛を伴う人
- 出血量が多い、期間が長い人
- 定期検診を受けていない人
ピル服用中の不正出血に腹痛を伴う人
不正出血に腹痛が伴う場合、性感染症や婦人科系の病気にかかっている可能性が考えられます。
特に、おへそから下あたり(下腹部)の痛みがある場合は、できるだけ早く産婦人科や婦人科を受診しましょう。
- 子宮筋頸がん
- 卵巣腫瘍
- 膣炎や子宮内膜炎
- ポリープや子宮筋腫
- 膣がんなど
不正出血量が多い・期間が長く続く人
出血量が多かったり期間が長く続いたりする場合、ピル以外が原因で不正出血が起こっている可能性があります。
不正出血が続くと、原因は何か・病気ではないのかと不安になりますよね。
早めに受診し原因を特定すれば、押しつぶされそうな不安からも開放されます。
定期検診を受けていない人
産婦人科や婦人科での定期検診や、職場の健康診断を受けていない方は、病院の受診がおすすめです。
婦人科系の病気は自覚症状がない場合もあり、検診を受けていない方は発見が遅れがちです。
取り返しのつかない事態を避けるためにも、不正出血などの症状がある場合は、早期受診がおすすめですよ。
症状がある場合、検査には保険が適用されます。
不正出血があるときはどんな検査を受ける?
不正出血があるときには、エコー検査で子宮の状態を確認します。
エコー検査では、お腹の上に専用の機械を当てて子宮の状態を確認するため、痛みや恥ずかしさは伴いません。
なお、病院によっては内診や性病の検査を行っている場合もあります。
内診に抵抗がある場合は、受付や診察の際に伝えましょう。
【不正出血を止める方法】つらい場合はピルの変更や中止を検討
不正出血がつらい場合には、ピルの変更や中止を検討しましょう。
ピルは種類によって不正出血の起こりやすさが異なるため、ピルの種類を変えることで不正出血が止まる可能性があります。
シンフェーズ | 17.2% |
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トリキュラー | 頻度不明 |
マーベロン | 0.1〜5% |
フリウェルLD ルナベルLD | 61% |
不正出血を止めたい方には、リスクの小さい「マーベロン」がおすすめです。
また、マーベロンと同様の成分で作られた「ファボワール」も不正出血が少ない低用量ピルの1つ。
ピルの種類を変更・中止したい場合は、医師に相談してくださいね。
マーベロンなどの低用量ピルは、「オンライン診療」でも購入できますよ。