アフターピルの「排卵を止める」効果は一時的なものであるため、服用しても不妊になることはありません。
「いつか妊娠したい」と思っている方でも、アフターピルは問題なく服用できます。
また、アフターピルは世界各国でさまざまな研究が行われており、服用が身体に与える影響も明らかになっていますよ。
この記事のポイント
アフターピルを飲んでも…
- 不妊にはつながらない
- 数日後には妊娠できる体に戻る
- 妊娠能力は低下しない
- 胎児に悪影響を与えない
アフターピルの服用が不妊につながることはありませんが、副作用が出たり、生理が遅れたりなどのデメリットはあります。
副作用やリスクが心配なら、「オンライン診療」でピル処方を受けるのがおすすめです。
土日・祝日・深夜でも営業している「オンライン診療」なら困ったことがあればすぐに相談できますよ。
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サービス名 | 特徴 | アフターピル 料金 |
---|---|---|
メデリピル 公式サイトを見る | サポートセンターの対応が早い 産婦人科医とつながれる | 9,900円 |
スマルナ 公式アプリを使う | 助産師や薬剤師への 相談が無料 ※アプリが必要 | 9,480円 |
エニピル 公式サイトを見る | 24時間いつでも 相談に対応 | 10,978円 |
※税込み/自由診療
不妊につながるは嘘!アフターピルで避妊ができる仕組みとは
アフターピルで避妊ができるのは、数日間、排卵を止められるためです。
子宮内に精子が侵入してきても、排卵がなければ、受精することができません。
▼アフターピルの作用
- 排卵を止める
- 受精を妨げる
- 着床を阻止する
また、アフターピルには子宮内膜を薄く保つ効果も期待できます。
そのため、万が一受精してしまっても、受精卵が子宮内膜に潜り込めず、着床が防げるのです。
なお、アフターピルの成分が体内で代謝されて尿と一緒に排出されると、排卵が再開します。
受精卵が着床すると、妊娠が成立します。
アフターピルは不妊につながる?よくある間違った知識3選
アフターピルには怖いイメージがあることから、間違った知識が広まっています。
正しい知識を身につければ、服用前の不安を軽減できますよ。
間違い1:アフターピルは不妊につながる
アフターピルを飲んでも、不妊につながることはありません。
世界各国の機関が妊娠機能への影響に関する調査を進めており、妊活に影響したり、妊娠しにくくなったりするリスクもないとされています。
緊急避妊薬の使用は、将来の妊孕性に影響を与えません。
レボノルゲストレル 緊急避妊薬は数日以内に体内から消失し、緊急避妊薬を使用した女性は、その後の性交によって妊娠することができます。
引用:ファクトチェック
妊孕性(にんようせい)は、妊娠する能力のことです。
なお、アフターピルで妊娠を防げる期間は数日です。
アフターピルの成分が、体内で代謝されて尿と一緒に排出されれば効果は消失し、すぐに妊娠できる状態に戻ります。
間違い2:排卵後のアフターピル服用は意味ない
アフターピルは、排卵後や排卵日に服用しても、一定の効果が期待できます。
排卵後でも効果が期待できるのは、アフターピルに「着床阻止」の作用があるためです。
着床(受精卵が子宮内膜に潜り込むこと)が防げれば、妊娠は成立しません。
▼アフターピルの服用タイミングと効果
効果 | 服用のタイミング |
---|---|
避妊効果が 期待できる | 排卵前 排卵日 排卵後 受精後 |
妊娠を 防げない | 着床後 妊娠がわかってから |
なお、排卵日の周辺以外で性行為があった場合、制限時間※内にアフターピルを飲めば、97%の避妊率が期待できます。
一方、排卵日の周辺(危険日)に性行為があると、制限時間内に服用しても、避妊率は58%、妊娠を防げる確率はやや下がります。
ただし、危険日でも24時間以内にアフターピルを飲めば、95%の避妊効果が期待できますよ。
間違い3:アフターピルのオンライン購入は危険
アフターピルのオンライン購入(オンライン診療)は、国も認める正式な診療形態です。
SNSやQ&Aサイトでは、オンライン購入が「危険」と言われることもあります。
しかし、病院とオンラインでは安全性レベルが同程度です。
オンライン購入の安全性
【危険】アフターピルの個人輸入とは
アフターピルのオンライン購入(オンライン診療)に危険性はありませんが、個人輸入はハイリスクです。
個人輸入は業者を通して、海外から医薬品を輸入できるサービスのこと。
偽物や粗悪品などが届く場合もあり、厚生労働省も注意喚起しています。
▼オンライン購入と個人輸入の違い
オンライン診療 | 国も認める診療形態 100%正規品 1~2日で届く |
---|---|
個人輸入 | 国が注意喚起 偽物の薬も流通 配送に1週間かかることも |
個人輸入で購入した商品を使い、死亡したり重篤な副作用で悩んだりしている方も実際にいます。
リスクが大きいため、個人輸入の利用は控えましょう。
【アフターピル】副作用や飲みすぎが身体に与える影響とは
アフターピルの服用が不妊につながることはありませんが、服用によるデメリットやリスクは存在します。
「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、デメリットやリスクを理解した上で、アフターピルを服用しましょう。
アフターピルの副作用が続くのは1日程度
アフターピルには副作用があり、症状は長くて24時間ほど続きます。
よくある副作用は、悪心(気持ち悪さや吐き気)、頭痛、不正出血などです。
副作用が不安な場合には、アフターピルと一緒に、吐き気止めや痛み止めを処方してもらいましょう。
副作用は、100人中5人以上くらいの割合で起こります。
アフターピルの飲み過ぎは体調を崩しやすい
副作用による体調不良の原因となるため、アフターピルの飲み過ぎは控えましょう。
また、まとめての服用や連続服用により、生理や排卵が遅れることもあります。
なお、2錠以上をまとめて飲んだり、2日以上にかけて連続でアフターピルを飲んだりしても、期待できる効果は変わりません。
飲みすぎても、不妊になることはありませんよ。
アフターピルが胎児に悪影響を与えることはない
妊娠に気づかずアフターピルを服用しても、胎児に悪影響を与えることはありません。
アフターピルが作用するのは、排卵や受精の機能のみ。
すでに成立した妊娠には、影響を与えませんよ。