フリウェルは避妊効果ない?LDとULDの違いやなぜ超低用量ピルは避妊できないと言われるか解説

フリウェルLDやULDは、保険適用されるピルの1つです。

月経困難症PMS)の軽減を目的で使用され、避妊用としては処方されません。

しかし、成分を確認すると、理論上は避妊効果が期待できることがわかります。

この記事のポイント

フリウェル(ルナベル)には…

  • 理論上は避妊効果が期待できる
  • 避妊率は99%以上
  • 海外では超低用量ピルも避妊用

ルナベルはフリウェルの「先発品」、成分が同じなため、期待できる効果も同一です。

なお、フリウェルは産婦人科婦人科などの病院だけでなく、オンラインでも購入できます。

さらに「東京オンラインクリニック」なら、ネット購入でも保険適用が可能。

お得かつより手軽にピルを入手できますよ。

営業時間11:00〜19:30
休診日なし
料金月額1,040円
※3割負担目安
備考初診から利用可能
11種類のピルを取り扱い
銀行振込にも対応

※税込み/一部のピルは自由診療

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基にインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

目次

フリウェルに避妊効果がないと言われるのはなぜ?

フリウェルに避妊効果がないと言われるのは、避妊用ピルとして販売されていないためです。

現在は、生理前や生理中の不快な症状(月経困難症)を改善する目的で使われています。

フリウェルLDの避妊率は理論上99%

避妊用ピルではありませんが、理論上、フリウェルLDには避妊効果が期待できます

製薬会社によるフリウェルの臨床試験では、パール指数が0.19であることもわかっており避妊率は高め。

ちなみに、パール指数とは、特定の避妊法を使った年間100人の女性が妊娠する割合のことです。

フリウェルの避妊率は99%以上ですよ。

避妊用ピルの処方は保険適用外  

怪我や病気の治療に使う医薬品は、保険が適用されます。

月経困難症は病気の症状の1つであるため、フリウェルを治療目的で服用するなら保険適用を受けることが可能。

しかし、「避妊」は病気に該当しないため、避妊目的で処方を受けるならフリウェルも保険適用外です。

避妊効果のある保険適用のピルは?

避妊効果の期待できる保険適用のピルには、フリウェルのほか、ルナベル・ヤーズ・ヤーズフレックスなどが挙げられます。

ただし、ルナベルやヤーズは日本で避妊効果の承認を得ていないピルです。

フリウェルと同様に、理論上は避妊効果が期待できても、避妊目的では処方されません。

ルナベルやヤーズも、月経困難症(PMS)の治療に使うピルですよ。

ほかのピルとの違いは?フリウェルの特徴を紹介

多くの低用量ピルとフリウェルの違いは、「月経困難症(PMS含む)」の治療に使われていることです。

理論上は避妊効果が期待できても、避妊目的では処方されません。

使用の目的以外の特徴も確認しましょう。

フリウェルにはLDとULDの2種類がある

フリウェルには、LDとULDの2種類があります。

「フリウェルLD」は低用量ピル、「フリウェルULD」は超低用量ピルです。

超低用量ピルは配合される有効成分の量が少ないため、副作用の頭痛や吐き気、血栓症などが起こりにくいとされます。

フリウェルは飲み方が簡単

フリウェルは飲み方が簡単なため、ピル初心者にもおすすめです。

▼フリウェルの飲み方

  • 1日に1錠を服用
  • 毎日決まった時間に服用
  • 21日間飲んだら7日間休薬

7日間の休薬期間には、出血が起こります。

フリウェルは不正出血のリスクがやや高い

フリウェルは、ほかの低用量ピルよりも不正出血のリスクが高めです。

▼不正出血の確率

フリウェルLD
(低用量ピル)
60%
フリウェルULD
(超低用量ピル)
81%

ちなみに、低用量ピルの「マーベロン」は、不正出血のリスクが0.1〜5%未満です。

不正出血は数日で落ち着くことが多いですが、人によっては長く続くことも。

出血期間が長くてつらい場合は、ほかのピルへの変更も検討しましょう。

フリウェルの値段は月額1,000円以下

フリウェルは保険適用の場合、月額1,000円以下で服用が続けられます。

▼フリウェルの価格

保険適用
※3割負担
〜1,000円
自費4,000円前後

なお、フリウェルの処方を受ける際には、診察代や手数料(処方せん料など)がかかる場合もあります。

また、検査を受けることが保険適用の条件になっているクリニックも。

診察の頻度や検査の料金は病院によって異なるため、公式サイトや電話で確認しておくのがおすすめです。

診察は800〜2,000円、検査は3,000〜4,000円ほどかかることが多いです。

フリウェルはオンライン通販でも購入できる

フリウェルは産婦人科や婦人科だけでなく、オンライン通販(オンライン診療)でも処方を受けられます。

オンラインなら診察や処方がスマホで完結するため、通院や薬局へ行く手間を省くことが可能。

処方されたピルは、郵送で自宅のポストに届きます。

一部のオンラインでは、保険適用も受けられます。

スクロールできます
サービス名フリウェル料金保険取り扱い
メデリピル

公式サイト
ピル:4,180円
診察:0円
送料:550円
ーーーーーーー
初回4,730円
ULD
エニピル

公式サイト
ピル:3,663円
診察:2,200円
送料:550円
ーーーーーーー
初回6,413円
LD
ULD
東京オンライン
クリニック

公式サイト
ピル:1,040円
手数料:2,300円
ーーーーーーー
初回3,340円
※保険適用の場合
ULD

※税込み/自由診療

【Q&A】フリウェルLDとULDや低用量ピルに関するよくある疑問

フリウェル飲んでて妊娠する確率は?避妊効果あると言われたけど本当?

飲み忘れなくフリウェルを服用して妊娠する可能性は、1%未満です。

フリウェルは月経困難症の治療に使うピルですが、理論上は避妊効果が期待できます。

フリウェルのあすか・モチダの違いは?

フリウェルのあすか・モチダは、パッケージが異なります。

しかし、成分は同じなので、飲み方・効果・副作用などは変わりません

フリウェルを飲み忘れたときの対処法は?生理きたらどうする?

フリウェルを飲み忘れたときは、1日に2錠のピルを服用します。

飲み忘れに気づいた時点で1錠を服用し、普段ピルを飲んでいる時間にも1錠を服用しましょう。

ただし、出血がある場合や飲み忘れ期間に性行為があった場合は、対処法が異なります。

スクロールできます
シート3週目の飲み忘れで
出血があった場合
・飲み忘れ1日目から7日間を休薬期間にする
・休薬期間が終わったら新しいシートへ
※飲みかけのシートは破棄
シート1〜2週目の飲み忘れで
性行為があった場合
・アフターピルを服用
・アフターピル服用の翌日からフリウェルの
服用を再開

フリウェルの飲み始めはいつ?

フリウェルは、生理の期間に飲み始めます

ただし、生理不順の場合は、生理を待たずに飲み始める場合もありますよ。

もしも生理不順の場合は、ピル処方の際に医師に相談しておきましょう。

フリウェルの休薬期間に生理がこない場合はどうする?

フリウェルの休薬期間に生理がこない場合、妊娠を疑いましょう。

低用量ピルの避妊効果は99%ほどと高めですが、飲み忘れやピル服用後の嘔吐などが原因で妊娠することもあります。

▼生理がこない原因

  • 妊娠
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 副作用(希発月経)

休薬期間7日目に妊娠検査薬を使用し、陰性判定が出れば、妊娠はしていません。

フリウェル服用中には、まれに生理の頻度が少なくなることもあるため、妊娠していなければ服用を継続しましょう。

フリウェルの服用が原因でニキビが悪化することはある?

フリウェルを服用すると、副作用でニキビが悪化する可能性があります。

ただし、ニキビの副作用が出る確率は0.1〜5%未満と非常に低いです。

フリウェルと飲み合わせの悪い薬は?

フリウェルと飲み合わせの悪い薬には、抗HIV薬や一部の抗うつ剤・抗生物質などが挙げられます。

もしも服用中の薬がある場合は診察の際に伝え、フリウェルとの飲み合わせに問題がないか確認しましょう。

フリウェルは太る?

フリウェルを服用すると、副作用のむくみや食欲増進により、一時的に太ることもあります。

ただし、副作用の発現率は0.1〜5%未満と低く、体重が増えてしまうことはまれです。

また、万が一太ってしまっても、副作用の症状が落ち着けば、体重はもとに戻りますよ。

副作用は、1〜3か月ほどで落ち着くことがほとんどです。

フリウェルは血栓症になりやすいの?

フリウェルの血栓症の発現率は、他のピルと変わらないとされています。

低用量ピル服用中の血栓症の発現率は、年間10,000人に3〜9人ほど。

確率はかなり低いため、過度な心配は不要ですよ。

【まとめ】フリウェルLDとULDの効果や副作用一覧

名称フリウェルLD(低用量ピル)
フリウェルULD(超低用量ピル)
効果月経困難症の改善
相場保険適用:〜1,000円
自費:4,000円前後
メーカーあすか
モチダ
サワイ
トーワ
副作用頭痛(15.5%)
悪心(17.9%)
腹痛(5%以上)
不正出血(LD:60.0%、ULD:81.1%)
希発月経(LD:14.1%、ULD:35.8%)
乳房痛・乳房不快感(5%以上)
月経過多・過少月経(5%以上)
頻発月経(5%以上)など

この記事を書いた人

美容マガジン編集部では、美容医療に関する情報を「読者にわかりやすい」かたちでコンテンツに反映しています。医師によるファクトチェックや医療広告ガイドラインに沿ったコンテンツ制作を行っています。

目次